当社は、南満州鉄道株式会社の子会社である日満倉庫株式会社を前身としています。
日満倉庫株式会社が産声を上げようとしていた大正から昭和の初期、わが国には外航船が接岸できる埠頭らしい埠頭はなく、港の中で停泊して、商品をはしけに積み替え、岸壁で降ろしていました。
そのような時代に、日満倉庫株式会社は、日本と満州間の物流を発展させるため、日満貿易のかけ橋となる使命をもって、自ら埠頭を築き、最新鋭の近代的な大型の荷役機器、倉庫、専用鉄道など物流専用埠頭の建設に踏み切りました。
その後、戦後の混乱期においては、国民生活を支えるべく食糧等の倉庫業へ展開し、昭和40年代には日本最大の穀物サイロの建設や、輸入青果物の取扱いを開始しました。
そして、現在では、いち早く木質ペレットやPKSと呼ばれるヤシ殻などのバイオマス発電用の燃料の取扱いをはじめるなど、時代を先取りして、当社は事業を展開してまいりました。
当社は、経営理念の第一番目に「お得意さまのニーズにこたえ、信頼される会社になろう」と掲げています。
この「信頼される会社」とは何か、先人たちが国民生活を豊かにするため、不屈の情熱、強固な使命感をもって変化に対応してきたことや、チャレンジ精神溢れる取り組みを大切にして、我々は今の時代の中で改めて問い直しました。
その結果、すべてのステークホルダーにとって現在以上に価値のある会社になるために当社の考え方をまとめたものが、「サステナビリティに関する考え方」です。
我々が目指す姿をご覧いただければ幸いです。
代表取締役社長